足首の症状 足首に関する症状リスト
スポーツ、転倒での足首の捻挫
【病気】足首の捻挫
足首の捻挫は、誰でも一度は経験するケガです。
足首の捻挫も大きく分けると2種類あります。
(1)内返し捻挫(足首が内側を向いて足首の外側を傷めること)
こちらの方が圧倒的に多いです。
(2)外返し捻挫(足首が外側を向いて足首の内側を傷めること)
こちらの捻挫を経験された方は少ないと思います。
軽いものから重いものまで、グレード1から3まであります。
・1は部分的に切れたもの
・グレード2はグレード1と3の中間
・グレード3は足首の靭帯が完全に断裂したものです。
ただ、グレード1やグレード2の肉離れは手術をするわけではないので
治療法としては保存療法しかありません。
グレード3でもよっぽど脱臼や骨折を併発していなければ
手術ということにはなりません。
私自身、右の足首の靭帯が完全断裂(グレード3)ですが、保存療法で治し普通に暮らしています。
ただ、触ると靭帯が無いので、へこんでいる部分があってよく分かります。
なので捻挫をしたら、なるべく早く治療を受けることをお勧めします。
治療が遅れると「瘢痕化」を起こします。
固まってしまい、また新たなケガを引き起こします。
瘢痕化とは・・・・ぎっくり腰で説明をします。
よく何度もぎっくり腰を起こしている患者さんに「おじぎ(前屈)をして下さい」と言うと、床から50cmくらい指が離れている人がいます。
これはぎっくり腰をやった場所が「瘢痕化」を起こしていて、そこが溶接のようになって硬くなってしまっています。
溶接なので柔軟性はゼロです。
何度もやっているので、溶接だらけです。
腰から背中にかけて、溶接の横線が何本も入っているイメージです。
というように、捻挫だからとあまくみないで、早期受診することをお勧めします。
【対策 日常】
・アイシング
・安静
・固定
・足を上に上げておく(心臓より高い位置で挙上する)
【対策 整骨院での治療】
急性期には先ずは、アイシング(冷やすこと)です。
よくプロ野球でピッチャーが試合終了後にやっているあれです。
簡単に言うと、体の中で出血しているということです。
通常以上に、体が伸ばされているので筋繊維や筋膜、靭帯等が伸ばされて断裂して出血しています。
体表(体の皮膚)でも伸ばされすぎれば、洋服が破けるのと一緒で、皮膚が裂けて出血しますよね。
よっぽど伸ばされればという話ですが、体表(体の皮膚)も体の中も同じ人間なので同じことが起きます。
要は切れて出血するということです。
なので、ケガをしたときには、出血を止めます。
それにはアイシング(冷やすこと)をして下さい。
では、アイシングはいつ、どれ位したらいいのかというと?
受傷後、3分以内15分ほどです。(これはいくらやっても構いませんが一応目安としてはこれくらい)という意味です。
3分というのは驚きかもしれませんが、よく考えると体表(体の皮膚)でもそれ位したら血は止まりますよね。
血が止まって傷口が閉じてから冷やしてもそれは意味がないですよね。
先ずはこれをやります。
そして同時に、最新の治療機器で微弱電流を流します。
微弱電流とは何かというと……?
ケガが治る信号を、その部分に機械を使って流すということです。
解説すると、なぜケガが治るのかというと?
ケガをした部分に、そこはケガをしていて酸素や栄養がたくさん必要だから、そこに救援物資がたくさん必要だから送ってねと、脳から微弱電流を流すそうなんです。
その微弱電流をより体表から、最新の治療機械によって流し、治癒を促します。
これにより除痛も出来ます。
そして腫れもとっていきます。
なぜかというと?
腫れの大きさと痛みは比例するからです。
なのでケガをしたらすぐに治療を受けることが凄く大切です。
予後が全然違います。
やはり放っておけば治るかと思ったけど、痛みが取れないので来院したという方が凄く多いです。
放置しておくと、そこはどういう状態になっているのかというと「瘢痕化」が起きています。
「瘢痕化」とは何かというと?
固く固まってしまっている ということです。
手術でいうと「癒着」です。
切れて出血した場所が 自然治癒でくっついて「溶接」のようになっています。
そこは固くなっています。
溶接なので柔軟性はありません。
さらに筋肉の緊張を引き起こし、筋緊張による新たな「痛み」を引き起こします。
「2次痛」です。
動かさかったことにより筋肉がかなり硬くなり、しかも落ちています。
テーピングで固定し、腫れと痛みが取れてきたらリハビリをかけていきます。
早期治癒を目指していきます。
治療方法紹介
スポーツ、転倒での足首の捻挫について当院では以下のような治療をしています。